ヤマダ電機やビックカメラなど家電量販店の多くにはポイント割引制度がある。
現金やカードでの支払額に応じて、次の買い物での割引に使えるポイントが付与される。
多くの量販店で同様の手法が取り入れられていることから、こうしたポイント制度は消費者の強い支持を受けているようだ。
さて、ポイント制度で20%の還元を受けるのと、現金で15%引きとなるのでは、どちらがより得だろうか。
ポイント分の精算にはポイントがつかないというのが要点だ。
例えば、1万円の商品を3回購入したときのことを考えてみる。
ポイント20%の場合
1)10000円に対し、2000円分のポイント
2)2000円ポイントを使って、8000円に対し、1600円分のポイント
3)1600円ポイントを使って、8400円に対し、1680円分のポイント
合計 26400円 (+1680ポイントは残ったままですが)
現金15%の場合
1)10000円に対し、1500円分の現金
2)10000円に対し、1500円分の現金
3)10000円に対し、1500円分の現金
合計 25500円
最初の購入で2000円分のポイント還元が受けられるため、「500円得した」と思うかもしれないが、3回購入時でも現金割引のほうが総計の支払額は900円少ない。
ポイント還元のほうが支払額が少なくなるのは9回購入時以降となる。
なぜ見かけ上の還元率に騙されてしまうのか。
やはり「20」と「15」と単純に比較して、「5%ポイントのほうが得だ」と判断してしまうのだ。
しっかりと、カラクリを見据えて、物事を考えないと、結局損するのは自分なのだと、新たに思う。
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